『水天 vol.3』in文学フリマ(ア-06)

 スプラトゥーンばかりやっていてすみません。『水天 vol.3』入稿完了しました。
 頒布場所は5/1(日)の第二十二回文学フリマ東京、東京流通センター第一展示場のサークルスペース・ア-06です。

 特集の内容は「密室・アジール・百合」で、小説が3本載っております。内容としては密室と百合なので、ジャンルでいうと純文学ですね。
 
 ・大沢雪乃「タニア、星々の胸に」
 密室に憑りつかれたノルウェーハーフの女の子が、ミステリーマニアの女の子と出会って人生をめちゃくちゃにされる話です。密室が登場したり家族が亡霊になったり解決編があったりするので新本格ミステリーみたいにみえるかもしれませんが、ミステリー要素はありません。
 「鍵のかかった部屋」をいかに解体するのかなんてどうでもよくて、家族がバラバラになってもそこにあなたの出番はなくて……アンチ佐藤友哉、アンチ鏡家サーガみたいなポジショニングで売っていきたい。
 ・福田竜也「生は贖い、死は報い」
 前号「生きて死ぬ世界」と共通する世界観の物語です。密室に生まれた女の子がそこから飛び出すきっかけを得るものの……?という話。ユートピア社会を舞台に生と死の意味を問いなおす百合小説になっています。
 ・樹「花菱草の子」
 四畳半の密室と狂気について描かれた掌編です。
   
 今回も表紙は最高です。表紙イラストは電気ウサギさま(@denkiusagi)、表紙デザインは樹さま(@itsuki_48)の作になります。
 どうぞよろしくお願いします。