清涼院流水『コズミック・ゼロ 日本絶滅計画』文春文庫
清涼院流水清涼院流水の小説作法』PHP研究所
藤本和子リチャード・ブローティガン』新潮社
三島由紀夫『近代能楽集』新潮文庫
渡航やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11』ガガガ文庫
ポール・オースター鍵のかかった部屋柴田元幸訳、白水社
レイモンド・カーヴァー『大聖堂』村上春樹訳、中央公論新社
 今月でお仕事を辞めます。そこでアメリカ文学というわけです。
 へんしゅうしゃという職にこだわるかはわからないけど、できれば作りたい本を作り、読みたい本を読める仕事が望ましい。

宇野弘蔵資本論に学ぶ』ちくま学芸文庫
萱野稔人『新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか』NHK出版新書
舞城王太郎『淵の王』新潮社
ポール・オースター『ガラスの街』柴田元幸訳、新潮文庫
ポール・オースター『幽霊たち』柴田元幸訳、新潮文庫

石川博品『明日の狩りの詞の』星海社FICTIONS
●上田岳弘『太陽・惑星』新潮社
西尾維新十二大戦集英社
●森川智喜『スノーホワイト講談社文庫
●森川智喜『踊る人形 名探偵三途川理とゴーレムのEは真実のE』講談社BOX
カート・ヴォネガット・ジュニア『母なる夜』飛田茂雄訳、ハヤカワ文庫SF

「水天」in文学フリマ(A-31)

 第二十回文学フリマで文芸誌「水天」を頒布します(ブース:A-31)。表紙・裏表紙の素敵なイラストは電気ウサギ(@denkiusagi)さんによるものです。
 頒布価格は労働者のふところにやさしい200円です。

 はたらいたら負けと、だれかがいった。せずにすめばありがたいのですが、半世紀前にだれかがいった。はたらくことがこんなにもつらいのはだれのせい? そんな本です。
 特集名は「フリーターとしてのバートルビー」「双葉杏のようにはたらかないために」「『せずにすむ』世界のために」など無数の可能性のなかから選ばれました。
 小説「バートルビーと海の星」は郊外の水底でくらやみにおかされた姉と、そこから飛翔した妹の話です(説明する気がない)。
 批評「労働を問いなおす――わたしたちにとって「自由」とは何か」は、フリーターにとっての自由でも正社員のつらみでもなく、「わたしたち」の現実としての自由をさがしにいく批評です。いま目の前に広がっている労働と自由との決定的な亀裂を、自分のこととして、そして万人のこととして考える想像力の産物です。
 裏表紙もあります。どうぞよろしくお願いします。

トマス・M・ディッシュ『歌の翼に』友枝康子訳、国書刊行会
犬塚惇平異世界食堂 1』ヒーロー文庫
西尾維新掟上今日子の推薦文講談社
西尾維新人類最強の初恋講談社ノベルス

アサウラベン・トー―サバの味噌煮290円』集英社スーパーダッシュ文庫
円居挽『シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―』新潮文庫nex
渡航やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5』ガガガ文庫
杉田俊介『フリーターにとって「自由」とは何か』人文書院