ラゾーナ川崎から

 あと先日、その後輩とショッピングモール巡りに行ってきたので、以下ちょっとしたメモを。一応文学フリマに出す同人誌のための、取材です。
 
 最初は地理的な事情から、南町田グランベリーモールというところで待ち合わせた。ここは遊園地のような小奇麗なうそ臭さがとても楽しかったのだけれど、いかんせん規模が小さいので、すぐにラゾーナ川崎まで移動することになった。
 そしてラゾーナですが、東浩紀が『キャラクターズ』で舞台に用いたりしてるので何か漠然と凄い場所なのかと思っていたら、こちらも意外に小さくて驚いた。売り場のほとんどが食品とファッションで、あとは家電量販店、雑貨屋くらいか。対象年齢の低いゲームセンターもあり、郵便局だの保険や歯医者なども充実しているため、家族連れのための場所だと明らかに分かった。
 実際川崎駅の周りには小中学校からスポーツジム、老人ホームまで揃っていて、自足した生活が営まれていることが容易に想像できる。
 とはいえ結局のところ、ラゾーナ自体にいてもやることが見つからなかったので、食事だけとって周辺を探索することにしました。それで多摩川沿いまで歩いていったのですが、岸辺にはたくさんのダンボールがあって、目と鼻の先の距離でこれほど鮮やかな対比が描かれているのかと思った。
 さらに駅まで帰る道には風俗街があって、日も暮れる前から声をかけられたのだけれど、それはまた別の話!