読んだもの

枡野浩一『ハッピーロンリーウォーリーソング』角川文庫
フロイト精神分析入門(上)』高橋義孝・下坂幸三訳、新潮文庫
ミシェル・フーコー『カントの人間学王寺賢太訳、新潮社

 「カントの人間学」は『言葉と物』の元となった論文らしく、とても面白かった。「哲学的人間学」を批判してニーチェへ、というと単純だけど、ハイデガーのカント論と距離をはかりながら行う「人間学」と「批判」との関係の再考は綿密で、辿るのが難しかった。また暇があるときに読み直したい。