「ヴァルプ」シリーズ
●上遠野浩平『ヴァルプルギスの後悔 Fire1.』電撃文庫
●上遠野浩平『ヴァルプルギスの後悔 Fire2.』電撃文庫
●上遠野浩平『ヴァルプルギスの後悔 Fire3.』電撃文庫
●夏目漱石『それから』新潮文庫
●円城塔『オブ・ザ・ベースボール』文芸春秋
ブギーポップが出てこないだけでこんなに面白くなるんだ、というのが正直な感想。物語とかどうでもいいから色んな人が頑張ってるところが見たいという観点で、円環少女と同じような楽しみ方が出来ましたとさ。
逆に円環少女との違いでいうと、ヴァルプの登場人物は基本的に特定の社会とか歴史を背負ってなくて、意志や誰かへの思い入れで動いてるように見える。それだけで命まで賭けちゃうんだから、みんな凄く意地っ張りというか意志が強いというか。本当に不思議な小説だなあと思った(いい意味で)